国別受けておきたい予防接種
世界の主な国・地域別に、受けておきたい予防接種を記しました。
調べたい地域をクリックしてください。
海外留学・出張の方へ
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- 当院で可能な予防接種
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- 当院で処方可能な予防薬
海外留学を希望される方へ
英文診断書 / 英文健康診断書 作成を行います。
海外赴任・渡航が決まりましたら、お早めにご連絡下さい。
来院前にお電話頂きご予約下さい。来院時はパスポート・母子手帳をご持参下さい。
また、個々にあった予防接種プランも計画いたします。
英文予防接種 証明書
渡航(赴任)や旅行、留学先の国によっては英文の予防接種証明書が必要な場合があります。
母子手帳の英文証明書の発行をご希望の方は、証明書を持参していただければ英文に翻訳いします。
作成には約1週間かかりますので、早めに準備しましょう。お急ぎの方はお知らせください。
英文診断書
お子さまの健康状態を記載してある英文診断書は、特に既往歴や妊娠分娩歴、アレルギー有無などについての記載が重要です。
また、普段健康な方も病気・アレルギー等がないことを証明することも大切な情報の一部です。
医療の言葉は聞きなれない単語が多いため、言語の違いにより相手に正確に伝えられない、もしくは時間が大変かかってしまっては緊急を要する場合に大変です。
作成には約1週間かかりますので、早めに準備しましょう。
海外渡航時の予防接種
海外赴任前の方から寄せられる医療相談として最も多いのが、「どんな予防接種を受けたらいいのですか?」という質問です。
海外で健康な生活を送るためには、出国前に予防接種を受けておくことが推奨されていますが、どの予防接種を受けたらいいのか悩まれる方が多いようです。
また、お母さんを海外に帯同する場合には、定期接種をどのように継続するかという問題もあります。当院では留学/出張先の国の事情に応じた予防接種の相談に応じますのでお気軽にまずはご相談ください。
予防接種と接種間隔
海外渡航(赴任)、海外旅行、留学などに必要な予防接種の種類は行かれる国、地域、目的や期間などにより様々です。
予防接種ワクチンの種類が分からない方は、お気軽にお電話下さい。
ワクチンの種類により、複数回の接種が必要なワクチンや数週間の間隔をあけて接種が必要なものがございますので、海外渡航(赴任)、海外旅行、留学等が決まりましたら、ワクチン接種の計画を立て、時間には余裕を持って接種することをお勧めいたします。
防接種は予約制です。
ワクチンの在庫がある場合は当日接種も可能ですので、まずはお気軽にお電話下さい。
生ワクチンと不活化ワクチンの接種間隔ガイドライン
(American Academy of Pediatrics. Pertussis. In: Pickering LK, Baker, CJ, Kimberlin DW,Long SS, eds. Red book: 2009 report of the Committee on Infectious Diseases. 28th ed.Elk Grove Village, IL: American Academy of Pediatrics; 2009:22.より改編)
抗原の組み合わせ | 推奨される最低接種間隔 |
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2つ以上の不活化 | 同時に、あるいはどの様な間隔で接種してもよいかもしれない。 |
不活化と生 | 同時に、あるいはどの様な間隔で接種してもよいかもしれない。 |
2つ以上の注射生ワクチン | 同時に接種されなければ、最低28日間あける。 |
経口生ワクチン (腸チフスやロタウイルスワクチン)は同時に、あるいは不活化、注射の生ワクチンの前後でどの様な間隔で接種してもよいかもしれない。
当院で可能な予防接種
狂犬病 | 年齢制限なし 3回接種 【国産ワクチン】 皮下注射 初回 4週後 半年後 【輸入ワクチン】 筋肉注射 初回 7日後 21or28日後 |
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髄膜炎菌ワクチン (2歳以上) |
2歳以上 4価(A/C/Y/W135)皮下注射 1回接種 | ||||||||||||||||||
髄膜炎菌ワクチン (乳児) |
単価結合製剤(MenC) 2か月齢以上 筋肉注射 1か月毎に3回接種 3か月以上 筋肉注射 1カ月毎に2回接種 1歳以上 筋肉注 1回接種 |
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ダニ媒介脳炎ワクチン | 1-11歳 0.25ml 12歳以上 0.5ml 3回接種 (初回 1-3カ月後 9-12カ月後) |
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麻疹・風疹混合(MR) | 2回接種 1歳 5―6歳(小学校入学前) | ||||||||||||||||||
おたふくかぜ(Mumps) | 2回接種 1歳 5―6歳(小学校入学前) | ||||||||||||||||||
水痘(Varicella) | 2回接種 1歳、3歳 (最低3か月あければ可) | ||||||||||||||||||
3種混合 4種混合 | 1期:生後3か月から接種できます。3~8週間隔で3回接種 3回目の約1年後(6か月後から接種可能)に4回目を接種します。 |
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5種混合ワクチン (ジフテリア、破傷風、 百日咳、ポリオ、ヒブ) |
接種対象:生後2ヶ月~ 標準接種スケジュール:2ヶ月間隔で3回接種、3回目から6カ月以上後(1歳)で追加接種 接種方法:大腿外側(乳児)あるいは上腕三頭筋に筋注 |
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6種混合ワクチン (ジフテリア、破傷風、 百日咳、ポリオ、ヒブ B型肝炎) |
1期:生後3か月から接種できます。3~8週間隔で3回接種 3回目の約1年後(6か月後から接種可能)に4回目を接種します。 |
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日本脳炎 | 6か月~7歳半(標準3歳)(通常、3歳時に開始) 皮下注 0.5ml(3歳未満は0.25ml)3回 第1期:1~4週間隔で2回、2回目の約1年後に3回目を接種。 第2期:9~12歳に1回接種します 1995年(平成7年)6月1日生まれ~2007(平成19年)4月1日生まれの方は、特例措置が適用。20歳まではワクチンを受けられますので 1期で1回も受けていない人→1期分として3回、2期として1回、合計4回接種 1期で1回受けた人→1期分として2回、2期として1回、合計3回接種 1期で2回受けた人→1期分として1回、2期として1回、合計2回接種 |
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インフルエンザ | 毎年2回 (13歳以上は1回でも良い) 6か月~13未満 2-4週間隔で2回 |
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経鼻インフル エンザワクチン |
鼻の中にスプレーする弱毒生インフルエンザワクチンです。注射ではありません。 接種対象:2歳~45歳の健康な人 接種回数:ほとんどの方は1回です。 2~8歳で、これまでインフルエンザワクチン接種歴なし、あるいはインフルエンザに罹ったことがない子どもは1ヶ月間隔で2回必要です。 |
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B型肝炎 | 2か月以上 (3回) 初回 4週後 半年後 10歳未満 0.25ml 10歳以上0.5ml 皮下または筋注 |
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A型肝炎 | 1歳以上(国内承認は16歳以上) (3回接種) 初回 2-4週後 半年後 皮下注 |
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腸チフス | 2歳以上 筋肉注射 1回 | ||||||||||||||||||
経口 腸チフス | 6歳以上 内服薬 三回(1日おきに 1,3,5) | ||||||||||||||||||
コレラ | 2歳以上 経口不活化ワクチン 2歳~6歳 1周間隔で3回経口接種 6歳以上 1-6週間隔で2回経口接種 |
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肺炎球菌(13価) |
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ロタウイルス | 生後6週~ ロタテック(5価ワクチン):4週間隔で3回接種。 遅くとも生後24週(168日)までに1回目、そして3回目は生後32週(224日)までに接種を完了。 生後32週以降は接種することができない ロタリックス(1価ワクチン):4週間隔で2回接種。 遅くとも生後20週(140日)までに1回目、生後24週(168日)までに接種を完了。生後24週以降は接種することができません。 |
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ヒブ |
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不活化 ポリオワクチン |
生後3か月から接種できます。3~8週間隔で3回、3回目の約1年後(6か月後から接種可能)に4回目を接種します。 | ||||||||||||||||||
子宮頸がん予防ワクチン (ヒトパピローマ ウイルスワクチン) |
2種類のワクチンがあります。 サーバリックス(2価ワクチン):11歳で接種をはじめ、初回接種の1か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種します。 ガーダシル(4価ワクチン):11歳で接種をはじめ、初回接種の2か月後に2回目、初回接種の6か月後に3回目を接種します。 両者のワクチン比較はこちら |
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Tdapワクチン (成人用三種 混合ワクチン) |
成人用(7歳以上が対象) 破傷風/ジフテリア/百日咳混合ワクチン |
当院で輸入可能なワクチン
腸チフスワクン | 接種回数:1回 ※不活化ワクチン(VI多糖体ワクチン) |
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ダニ脳炎ワクチン | 接種回数:3回 (1ヶ月~3ヶ月後に2回目、9ヶ月~12ヶ月後に3回目) |
髄膜炎性髄膜炎ワクチン | 接種回数:1回 髄膜炎ワクチン4価(A,C,Y,W-135)とC群ワクチンがあります。 |
Tdワクチン | 成人用(7歳以上が対象) 破傷風/ジフテリア混合ワクチン |
MMR | 麻疹、風疹、おたふく風邪の混合ワクチン |
狂犬病ワクチン | 接種回数:3回(0、7、28日後) ※緊急時は0、7、21日後 |
A型・B型肝炎混合 ワクチン |
接種回数:3回 A型肝炎・B型肝炎混合ワクチン 不活化ワクチン |
A型腸チフス混合ワクチン | 接種回数:1回 A型肝炎・腸チフス混合ワクチン 不活化ワクチン |
A型肝炎ワクチン | 1回接種で約1年有効。2回目接種で約20年有効。出発まで2週間しかない方へお勧めです。 |
経口コレラ | 接種回数:2回 2年間有効 |
当院で輸入可能なワクチン
マラリア予防薬 | (メファキン マラロン ビブラマイシン) |
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高山病予防薬 | ダイアモックス |
マラリア予防薬
マラリア予防薬は数種類あり、どの予防薬を選択するかは旅行先のマラリヤの種類、予防薬に対する耐性で異なってきます。
種類によって、出発2週間前から服用、旅行を終わってから引き続き4週間服用を必要とするものもあります。また薬の服用も1日1錠、1週間1錠と色々な種類がある。最適の予防薬は最新の医療情報に従って決定いたします。 マラリア予防薬は数種類ありますが、日本国内で処方可能で主流となっているのがメフロキンの予防薬です。
当クリニックでは、メフロキン(メファキン)のほか、マラロン、ドキシサイクリン(ビブラマイシン)も処方いたします。
マラリア予防薬 [マラロン]
- 【商品名】
- マラロン(Malaron)
予防目的の内服です。健康保険は適用されません。 - 【内服期間】
- 現地到着の1日前から服用を開始して、滞在中も毎日 1錠を続けます。マラリアの流行地を離れてからも7日間は内服を続けてマラロンの血中濃度を維持します。
- 【副作用・禁忌】
- 胃のもたれ感などの胃腸症状。
高価な薬であり、長期間の服用は経済的負担。
マラリア予防薬 [メファキン]
- 【商品名】
- メファキンMephaquinR(1T=275mgメフロキン塩基)
予防目的の内服です。健康保険は適用されません。 - 【内服期間】
- 5mg/kg(成人で通常1錠)を流行地到着の2週間前から流行地出発後の4週間まで毎週1回服用する。
めまいなどの副作用を合併することが多く、出発の2週間前から服用し(メファキンの副作用の確認と血中濃度を高める期間です)、それから現地入りしてください。 - 【副作用・禁忌】
- 不安、不眠、眩暈、錯乱など精神神経系の副作用が多く、悪心、嘔吐、下痢、頭痛、洞性徐脈、胃痛、皮膚症状、食欲不振等が見られる。
精神疾患(うつ等)の既往のある人、4週間以内にハロファントリンの投与を受けた人、パイロットやマシンオペレーターなどの細かい微妙な動作を必要とする人、3日以内に経口生ワクチンを接種した人には禁忌である。また、β-ブロッカー、カルシウム拮抗薬やキニジン等の抗不整脈薬を服用している人には心毒性を、アンピシリン、テトラサイクリン、メトクロプラミド投与者にはメフロキンの血中濃度上昇を注意すべきである。5kg以下の乳児、妊娠第1期(初期)の妊婦には禁忌(妊娠の中期と後期では可能)。 - 【その他】
- メファキン耐性のマラリアが東南アジア(タイ、カンボジア、ベトナムなど)には見られます。
高山病を予防するには
高山病の予防にはゆとりのある日程を組むことが大切です。
時間をかけて徐々に高度を上げていけば、空気の薄い状態、気圧の低下にも体が慣れます。
しかし、海抜3,000m以上の空港に着陸する南米のツアーや、自動車などで短時間に高度を上げる場合には、予防薬を使用しましょう。
欧米でポピュラーなのが、アセトゾラミド(商品名:ダイアモックス)という薬です。この薬は脳の血管を拡張して血流を増やし、脳の酸素不足を改善する働きと、呼吸中枢を刺激して全身の低酸素状態を改善する効果があります。 但し、本剤を服用していても急速に高度を上げると高山病に陥ることもあります。
あくまでも高山病の初期症状として「山酔い」を予防する程度であり、過信することは避けてください。
症状を感じられたら、高度を下げてるようにしましょう(500mでも800mでも高度が下がると楽になります)。
服用方法は、高地に到着する前日から到着後3日までの4日間、1回125mg(2分の1錠)を1日2回服用すると高山病の予防になります(12時間毎に服用する)。
夕方の服用を続けると呼吸が楽になり、睡眠を助けます。